新築はもってのほか!!不動産業者や富裕層階級の人たちがタワマンを買わない理由11個!!

タワーマンションは成功者の証!?

 

映画やドラマなどでサクセスストーリーの背景として超高層ビルが職場や住まいとして登場したりするので無意識のうちに超高層ビルはなんだか成功の証みたいな感覚を持っていました……

 

はじめてタワーマンション、いわゆるタワマンに仕事の関係で足を踏み入れた時には少し感動もしました。エレベーターが高層階用と低層階用と分かれて3基ずつとかあるし、廊下は高級ホテルのような証明で雰囲気もバッチリ!!

 

こんなところに住んでいたらそりゃモテるだろうなぁ!!って感じで……一度は憧れますよね!?

 

やがて家庭を持ちファミリー向けの物件へ引越しのために不動産業者をまわってようやく地元ではだれでも知っている大手の不動産会社に通い、賃貸の物件を探している最中に不動産業者の担当者からそんなことまで話で良いの!?とびっくりするような業界の裏話のような情報を聞くことになります。

 

その中で今回のテーマであるタワーマンション、いわゆるタワマンについての話が出てきました。不動産業界の人は当然、本当のお金持ちの人もタワマンは買わない理由がリアル過ぎて……ビックリです!!

不動産業者や富裕層がタワーマンションを購入しないワケ

 

私の中でタワーマンションといえば六本木ヒルズ!!六本木ヒルズにはIT企業の創業者をはじめ芸能人など有名人が多く住み、その人たちの華やかなライフスタイルに注目が集まり、ヒルズ族なる言葉も生まれました。このようなイメージを背景にタワマンは成功の象徴と認識するようになりました。

 

しかし、不動産業者さんの話を聞くうちにこれは私は手を出してはいけないと考えるに至ります。あくまでも私の個人的な感覚なのですがタワマンは早々に選択肢から外れることになります。憧れから目が覚めるといった感覚ですね。

 

しかし、私が一見デメリットと感じた内容は人によってはメリットと感じる表裏の関係にあるものもあり、それが魅力で住みたいって人もいるんだろうなぁと思いましたが……

 

タワーマンションの将来的な資産的価値の低下の問題

 

少子高齢化にともなう人口減少のあおりを受けて2025年問題、さらには2040年問題という言葉を耳にする機会が増えつつあります。ここでそれらの問題の詳細には触れませんが、ただ言えることは人口が減少することにより不動産の建物や部屋の需要と供給のバランスが供給過多となることを意味するという事。

 

需要つまりニーズが高ければ価値も高くなるでしょうが反対に需要がなければ価値は下がります。

 

今、どんどんタワーマンションなる超高層マンションが次々と建てられていますが、不動産業者さんはタワーマンションのデベロッパーについて、「よくも思い切ったことをやるもんだ。」と物件周りの車を運転しながら話していました。

 

タワーマンションの修繕費は高騰必至!!

 

タワーマンションの施工には最先端の技術が用いられていると思います。しかし、材質はというと別問題です。建物を建ててしまって売ってしまえばあとの維持管理は所有者の責任。

 

私はマンションなどの建築については素人なので、どうしても高級そうなパンフレットなどを手にするとその資料の手触りで建物も立派そうと連想してしまいます。が、実はその高級そうなパンフレットの制作費なんかもマンションの販売価格に織り込み済なんですよね。

 

賃貸のマンションでもレオパレス問題などが噴出しているこのご時世。さすがに同じようなことはないだろうとは思いますが、建築コストも可能な限り抑えるというのが自然だと思います。

 

以上は経年劣化からくる修繕管理に維持の問題ですが、さらにタワーマンションの修繕が必要となった時に空室が多かった場合って普通に考えて一軒当たりの出資額が増えますよね!?想像しただけでコワイです。

 

タワーマンションは眺望がウリと言いますが……

 

タワーマンションはその名の通り超高層ビルであり、高層階の部屋からの眺めはさぞかし良さげではあります。が、日差しから部屋を遮るものがないので、そうとうに暑そうです。

 

わたし、職場が16階なんですけど、窓の掃除とかタワーマンションの場合どうなるのでしょう。職場はオフィスビルの管理会社が定期的に窓ふきの専門業者さんに委託してゴンドラのようなものに乗った作業員さんが慣れた手つきで窓をきれいに拭いてくれています。が一定の期間が過ぎるとやはり窓の汚れが目立ちます。

 

汚れた窓越しの眺望って……(汗)

 

超高層ビル・タワマンでの生活で体調が心配。

 

いわゆる高層階病と呼ばれる症状ですね。ネット上にもあるよに、高層階に職場がある人たちが日常的にめまいや耳鳴り、腰痛や関節痛に悩まされるケースが目立ちます。

 

実際に、私の職場でも同じような症状に苦しむ同僚もいます。まじめでやる気があって頑張っていた人が急に休みがちになり、いつの間にか退職というケース。特に女性に多い傾向があります。

 

これが仕事であれば転職などで対処が可能ですが、タワーマンションを購入した場合は簡単に引越しなんて難しいですよね!?

 

タワーマンションの高層階は地震でなくても風でよく揺れる

 

タワーマンションに限らず、高層ビルは揺れやすいというのはもはや常識。地震に備えて耐震ではなく免振構造になっているため、よく揺れるんですね。

 

免震構造とは一般的に固有期間を伸ばし、建物が受ける地震力を抑えることで破壊を防止するという構造。建物の維持のためには技術的・安全的に必要なのでしょうが、風でも揺れ続けるって……

 

三半規管が弱い人はとてもじゃないけどムリですね。

 

タワーマンションのエレベーター事情って!?

 

タワーマンションに限らず高層ビルは入居者の人数規模に合わせてエレベーターも6基とか設置されてると思います。が、実際問題は朝の通勤の時間帯など全然足りないはず。というのも、超高層とまではいかなくても16Fの職場ですら朝の混雑時には大変。

 

賢いエレベーターならいいのでしょうが、私の職場のエレベーターはイライラするくらいに効率が悪い。もし、タワマンのエレベーターがさほど賢くないものだったら毎日の事なのでストレスもそうとうだと思います。

 

なかなか、この種のストレスは慣れないものです。

 

タワーマンションの人付き合いは大丈夫!?

 

一般的に語られているタワマンカーストなどという高層階に暮らす人が低層階の住人を見下すではないですが、プライドが高い傾向にあるなどはさして私は気にしないタイプなのですが、最低限の付き合いは必要となるはず。

 

特に、分譲で購入しちゃったとなった場合は、マンション管理組合での付き合いが主な内容ですね。分譲の場合は自分の部屋の事だけでなく、建物全体の維持修繕という問題があります。

 

何十、何百世帯のさまざまな生活の背景と価値観を持った人が一つのビルに住む。そして、そのさまざまな人たちでマンションの管理修繕についての話し合いなどを行う。

 

想像しただけでもわたしはめまいがしそうです。

 

タワーマンションの管理費は高すぎでは!?そんなに豪華な共用設備って必要なの!?

 

タワーマンションには様々な共用設備があります。

 

ゲストルーム・キッズルーム・スポーツジム・パーティールームにホテルのようなコンセルジュサービスなどなど……それって必要なんでしょうか!?

 

元々ついているからお得では!?ではないんですよね!!これはタワーマンションの管理費として各お部屋の所有者に請求される項目であり、決してタダではないんですよね……

 

私は自分が住む部屋には興味ももちろんありますし、注意も払いますが、共用部分なんて必要最低限でけっこうですという立場なので、エントランス部分に高価そうな備品・応接セットなどある物件は避けるようにしています。

 

タワーマンションでの生活、洗濯はどこに干すの!?布団は!?

 

タワーマンションに住むこという事は、布団はもちろん洗濯物も外に干すというのはあきらめた方が良いでしょう。とにかく、高層階では風も強く、とてもじゃないけど安心して干せないでしょう。

 

天気のいい日にはベランダに日中干しておいたふかふかのふとんで寝たいという願望が私にはあるので、やっぱりムリ。

 

街中の高層マンションを眺めてみると、洗濯ものや布団が干されているのはせいぜい15階位。それでも私は心配ですが……

 

タワーマンションの高層階、急病の時は間に合うの!?

 

無いにこしたことはないのですが、急病などで救急車を呼ぶような事態に遭遇した場合、前述のようなエレベーター事情があるので、高層階に住むのは怖いなぁという印象です。

 

実際、救急車も建物まではサイレンを鳴らしながら向うので周りの車両は道を譲ってくれますが、エレベーターにはそのようなサイレン等見たことがありません。今後の設備の進歩で登場するかもしれませんが、いずれにしてもそのような場所で日常の生活を安心して過ごすことは困難です。

 

考えすぎでしょうか!?

 

子育てにはタワーマンションは向かないのでは!?

 

イギリスでは育児世帯は4階以上に住まないように規制されています。これは子どもの発育に悪影響がある事を根拠としているのでしょう。

 

アメリカでも高層マンションの建設については特定の地域を法律で定めていますし、フランスに至っては高層マンションの建設そのものを認めいないということです。

 

大人でも前述の通り高層階病なる症状にさいなまれることがあるのに、大事な発育の過程にいる子供をさまざまな健康的問題から守るという観点からも高層ビルに住むというのは現実的ではないようです。

 

ちなみに、子どもの発育に及ぼす障害としては、低体温症や虫や鳥の鳴き声にみられる自然の音との遮断による精神疾患が問題視されていますね。

 

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タワーマンション購入で貧乏になり後悔しても遅い

 

これまで、福岡の地元大手の不動産業者さんと住まいを探す途中に車内で聞いたことをメインに、自分なりに問題点を調べて紹介してきました。

 

タワーマンションの資産価値が上がるというのは幻想!?

 

日本でタワーマンションが登場してまだ20年位と言われています。最初は何でも注目を集めるもので、例にもれずタワーマンションも注目を集めました。

 

過去にはそのような注目を背景としていち早くタワーマンションを投資用として購入し、購入時よりも高額で販売が可能なタイミングで転売を行い利ザヤで美味しい思いをした人もいるのかもしれません。

 

しかし、登場から20年位と比較的歴史が浅いためにまだまだ大規模な修繕に伴うさまざまな問題も顕在化していないの実情です。実際にタワマンにかんする問題がいろんな形で出始めてくると相対的に価値は下がるのではないかなと想像に難くありません。

 

そもそも、マンションは住むためのものであり素人が投資物件として購入してもリスクが高すぎるのでうまくいく人は一握りの人でしょう。

 

なぜデベロッパーはそんな問題がありそうなタワーマンションを建てて売るにか!?

 

それは問題が顕在化しておらず、今のご時世であればまだ商品として売れるから。ただそれだけの問題だと不動産業者さん……

 

あとは買主の責任というわけですね。

 

タワーマンションを買って、生涯住み続けますか!?

 

実際、タワーマンションを購入できたとして、ずっとそこに住み続けるのでしょうか!?タワマンに見られウように超高層ビルに限らず有形物は必ず劣化しますし、年を取るといろんな不便な問題も出てきます。

 

そうなった時の対策費はありますか?人口減少に伴う不動産物件の供給過多により容易には売る事も出来ない可能性があります。そうなると仕方なく住み続けるという結末に。

 

憧れて買った建物に数十年後は我慢しながら済まないといけないとするとこれは後悔してもしきれない不幸な話だと思います。

 

というわけで、子育て世代の私は自分の中にあった見栄を捨てて実を取るという事で賃貸マンションに落ち着きました。それも比較的低い建物、3階建てとか4階建ての物件を好むようになり、今はストレスフリーな3階住まいです。

 

なかなか私の世代位までは持ち家信仰なるものが強いように感じます。なんでも不動産を購入すると資産になるといった考えが背景にあるためでしょう。しかし、右肩上がりに人口も経済も成長するような時代であれば当てはまる事も、これからの時代に当てはまるとは限りません。

 

不安をあおる訳ではないのですがその時代その時代の背景にあった考え方って大事だなと思います。

 

こんなこと書いても持ち家派の方々からは厳しく非難されるのでしょうか……

 

後悔しないというのはいろんなメリットやデメリットをになる材料を総合的に把握して、そのうえで決断できた場合に得られるものだと思います。