ドローン(無人航空機)の資格取得で稼げるか!?

 

ドローンの資格を取得するには検定試験に合格する必要がありますが、果たしてドローンの検定に合格して仕事に就いて稼ぐことは可能なのか!?

 

資格を取得する為の検定試験の難易度や費用、仕事の種類や将来性などなど、気になる事がいっぱいありますね。

 

今回はそんなドローン検定や将来性などを詳細に見ていきたいと思います。

そもそも何でドローンの資格なの!?

 

私も40を過ぎ、ちまたでは副業解禁や老後の2000万円不足などなど社会情勢はどんどん変化している中、副業の必要性を真剣に考えています。

 

副業と言えばすぐに別に仕事を始めるダブルワークなんかが思いつきますが、人生100年時代と言われている現代ではただただ時給でお金を稼ぐことだけを考えていては長い目で見た時に体力の衰えなどもありおぼつかないと思います。

 

であれば、すぐにお金にはならないかもしれないけど将来性があり、自分自身が興味を持って楽しみながら仕事のスキルを身に付けて収入にも繋がればいいなという思いからでした。小さいころにエアーウルフというヘリコプターのドラマが大好きで、ラジコンが欲しいとずっと思っていたのもドローンに興味を抱く一つの要因なのかもしれません。

 

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ドローンの仕事の種類と将来性について

 

さて、ドローンに関する仕事ってどんなものがあるんだっけか!?と普段は空飛ぶドローンの事しか知識が無かったので調べてみますと、フムフムけっこうな種類の仕事があるんですね……

 

ドローンの販売業務や営業セールスの仕事

 

仕事内容はいたってシンプルで、ドローンを販売する業務、仕事ですね。これも法人営業、つまりBtoBの販売とボローンを個人的に操縦したいと考える人を相手とするBtoCとありますが、ドローン販売の求人なんて検索でかけるとけっこうな件数が出てきます。

 

しかし、今のところBtoCであれば時給1,000円程度で決して高いとは言えない状況。法人セールスでバリバリ稼ぐという方は今回の記事はあくまで副業が前提であるため参考にはならないと思います。

 

でも、どうしてもドローンを愛してやまないという熱意に燃える方ならいっそうの事、転職も視野に入れてもいいのではないかなと思います。営業経験があり、そのスキルを好きなものを販売する仕事に役立たせることが出来るって理想的ではないでしょうか!?法人営業で35万~なんて求人もありましたよ。

 

プログラミングでドローンを操るプログラマー

 

プログラミングとなるとけっこう敷居が高いように感じてしまうと思うのですが、実は私もプログラミングに興味を持って学習サイトで基礎的な部分を学んでいるのですが、けっこう楽しいのです。プログラミングの話になると好きすぎて今回の記事の趣旨とは違う方向に進みそうなので別の機会に紹介します。

 

が、既にプログラミングのスキルと身に付けてプログラマーとして活躍している人であれば本業とは別にフリーランスとして受注するという可能性も拓けてくるのではないでしょうか!?

 

基本的にプログラマーは現在人手不足の業界で、売り手市場。収入も高めなので本当に既にスキルのあるプログラマーってうらやましい……

 

ドローンの開発に携わるエンジニア

 

エンジニアって響きも素敵ですね……ドローンも市場に登場してどんどん進化を続けていますが、こういった進化の裏には日々開発研究に取り組んでいるエンジニアがあってこそ。

 

ドローン本体の研究開発のみならず、ソフトウェアの研究や開発にインフラの整備運用なども担う職種。ドローンの研究や新型機の開発には市場のニーズを分析する能力なども必要となる為、ドローン業界の将来はこういったエンジニアの皆さんにかかっていると言っても過言ではないでしょう!!しかし、本業向きですね。

 

求人でドローンソフトウェア開発などと検索するとこれもけっこうな情報が出てきます。時給で2,800円~といった案件がありましたし、需要の高さを感じます。

 

ドローンをビジネスに結び付ける企画力が必要なコンサルタント

 

ドローンは登場からいろんな活用法が次々に取り上げられていて、現在も進行形の状態。ドローンをあんなことやこんなことに役立てればもっと仕事の効率化が図れるのになというアイデアを提供するコンサルタント。

 

これはドローンに関する十分な知識と操縦の技術経験は必要となると思いますが、副業としての可能性は高いのではないか!?と思います。

 

ただし、コンサルタントというだけあって、企画力や営業力は必要となりますが、ありがたいことに現代はネット社会。ウェブからも集客ができるありがたい時代です。こういった世界に飛び込むことが出来る人が成功するんでしょうね!!

 

ドローンの操縦技術を生かした空撮のカメラマン

 

ドローンの操縦士として真っ先に思いつくのが空撮のカメラマンではないでしょうか!?音楽のアーティストミュージックビデオの作製や夏になると花火大会をドローンを用いて撮影するシーンなどを目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。

 

また、最近ではブライダル関係の求人にもドローンに関する案件があるようです。確かに、結婚式の新郎新婦が登場する前に流す映像や、ハウスウェディングでは会場のプール脇でデザートタイムにウェディングケーキ入刀、参加者一同の記念撮影など活用の場は多そうです。

 

記念撮影は真正面からのものがオーソドックスではありますが、みんなが上を向いて撮影するシーンなんかは上空のドローンからという手も考えられます。

 

ブライダル専門のカメラマンは多くいますが、今後はドローンを活用することにより結婚式会場の専属カメラマンへの営業も見込めるでしょう。このカメラマンって結婚式会場に登録して副業で行っている人もいますので将来性が期待できそうです。

 

ドローンの操縦技術を活かした測量士

 

測量とは土地の形状や状態を把握する作業を指しますが、人力での作業に比べ決まった場所からドローンを飛ばし目的地を撮影して着陸まさせるまでが主な作業です。

 

国または地方公共団体が関係する測量は既にドローンを用いることが義務化されている事もあり、民間へ委託するケースはだんだん増加していくことが容易に想像できます。

 

求人募集を検索すると首都圏で年収は300万~600万とありました。この300万の差は何なの!?と不思議に思います。いくら経験の差が出ると言っても2倍ってすごいなというのが率直な感想です。

 

今は測量専門の会社もどんどん仕事を獲得できる段階ではありますが、将来性については?が付きます。というのも、既に大手ゼネコン会社は独自にドローンの技術を取り入れていますし、大手でなくても中小ゼネコンも今後どんどんドローンの技術を取り入れていくでしょう。

 

ドローン操縦の専門の人によると、測量はさほど難しい特別な技術を必要としないとありますし、今後はゼネコン会社が社内で人材を育成し完結させるのではと見方もあり、兼業・副業であればチャンスはあると言えますが本業はどうかな?という感じです。

 

ドローンの操縦技術を活かした公共インフラの点検業務

 

公共のインフラとは主に高速道路や鉄橋や橋などの経年劣化の進み具合などを点検する作業です。が大手ゼネコンなどその建設物の作製に携わった会社が補修維持管理も行う場合は既に専門の部署を設置して人材を育成しているでしょう。

 

まだ学生の方で将来の仕事にゼネコンを目指している人であればどんどん挑戦すると良いと思いますが、副業向きではないのかなと思います。

 

ドローン操縦で農業の農薬散布

 

農業に従事している人もだんだん高齢化が進んでいく中、田畑の稲や農作物への農薬の散布作業は人力では一苦労。という事で、肉体的な疲労回避や薬物の人体への影響がないドローンによる農薬散布は今後需要の増加が期待できると思います。

 

既にラジコンのヘリコプターによる農薬散布は存在するので、これをドローンに置き換えるだけ。

 

しかし、参入障壁として巨大組織JAの存在があるので、そこをどう乗り越えるか!!という意見もありますが、旧来の組織体制では新たに農業を担う若い人に煙たがられるのは目に見えているのでJAさんにも柔軟な対応が求められる。また、農業法人として活動する人も増加しているため私は将来性はあると思います。

 

物流宅配業務にドローンを活用

 

未来を予測するテレビ番組なんかでコンビニやスーパーの商品や通販の商品をドローンが宅配するという映像を見たことがある人もいると思います。

 

人手不足の物流業界で商品をドローンが注文客の元まで運んでくれるとひじょうに便利だと思いますし、これを応用してピザの宅配なんかもドローンで!となる可能性があります。が、これは人が操縦するというよりも自動操縦で宅配をするようになると思いますので、なかなか副業向きではないと考えます。

 

 

ドローン操縦塾のインストラクターや講師

 

最近はドローン人気の影響で、ドローンに関する資格の学校や操縦のスクールが乱立していると言います。

 

ドローンの学校が乱立する背景にはやはりそれだけの需要があるからでしょう。となると賢い人はピンとくるかもしれませんが、その学校でインストラクターや講師として働くことが出来ないか!?という点です。

 

わたしが以前ある資格の勉強をしていた時、資格試験の予備校を活用していたのですが、論文試験の模擬テストの採点を本試験に合格してすぐの人が担当していました。今も試験制度こそ変わりましたが本試験前には模擬試験があるでしょうから同じように副業として絡んで美味しい思いをしている人が実在すると思います。

 

これをドローンに置き換えると、ドローンの検定試験などを受けてそれなりの箔を付けてインストラクターや講師としてデビューするというのは現実味があると思いませんか!?

 

それに、人は他人に教えながら更に自身も成長するという特性がある事を加味するとこれは考えようによっては良い経験になると思います。

 

ドローンの操縦に資格は必要なの!?

 

結論から言うと、現状ではドローンを操縦する為に何かしらの資格は必要ありません。が、ドローンの操縦だけでなく何かしら業界に携わりたいと思えばそれなりの知識や技能は必要となるでしょう。

 

例えば副業でブライダルの撮影業務に登録したいと思ったとき、資格があればそれなりのアピールにもなると思いますし、それをもとに売り込みをかけることもできるでしょう。

 

しかし、検定試験合格やドローンの資格が仕事をくれるわけではありません。これはドローンに限らずどんな仕事でもそうですが、資格を持っているだけではお金はもらえないのです。宅建などの資格手当などは除きますが……

 

それでも資格が欲しいと思うなら……

 

ドローンの操縦に重点をおくならJUIDAかDPAの認定を目指すべし!!

 

ドローンの操縦技術に重点をおくならJUIDA(一般社団法人日本UAS産業振興協議会)かDPA(一般社団法人ドローン操縦士協会)で技能の認定を目指す方法があります。

 

他にもドローンの操縦に関するスクールはあるのですが、こういう時は信頼が一番。現状ではこちら2校が良いのではないかと思います。これは、ココなら私もお金を払っても行きたいかと感じたためという意味で……

 

尚、どちらの団体も認定スクールに通う必要があり、ドローン操縦の実技を学ぶことができます。

 

JUIDA・一般社団法人日本UAS産業振興協議会の認定スクールについて

 

DPA(ディーパ)・一般社団法人ドローン操縦士協会

 

ドローン検定は操縦ではなくドローンに関する知識を客観的に評価する検定の事

 

ドローンの検定や認定スクールなど様々ありますが、すべてが操縦の技能についてのスクールではなくドローンに関する知識を客観的に証明するものもある。それがドローン検定(無人航空従事者試験)なんですね。

 

 

ドローン検定は1級から4級まで分かれています。学習内容と検定内容はドローンに関する用語や機体の構造。飛行に関する特製に電気電子工学、航空力学、関連法規などをひろく学習し検定で問われます。

 

関連法規は認定試験は別としても学習しておく必要があると思いますし、独学はお金はかかりませんが体系的に教わる場合と比べて貴重な時間を費やすことになりますのでドローン検定は有用だと思います。