唾液が少なく口の中が渇くのはドライマウスが原因!?
最近、口の中が渇いていませんか!?
今回は、口の中が渇くドライマウスについて注目します。人の唾液の量が不足して口の中が渇く症状をドライマウスと言います。
唾液が不足して口の中が渇くと、虫歯や味覚症状に口内炎などなど、さまざまな症状を引き起こすため、日頃から注意が必要です。
では、唾液の量が減少してドライマウスになるのはなぜなのでしょう!?その原因と対処法について、おなじみ「ためしてガッテン!」の情報を参考にお届けします。
もくじ
あなたも口の中が渇く!?ドライマウスセルフチェック法で簡単診断。
まずは、あなたもドライマウスかセルフチェックを行ってみましょう!!口の中が何だか渇く、最近唾液の量が不足していると感じていても一過性の話でドライマウスかどうかは分かりません。
簡単な自己診断を行って、これは要注意と感じたら専門のお医者さんに相談すると良いでしょう。
簡単な5つのポイントで判定!!ドライマウス自己診断
□口の渇きが3か月以上続いていませんか!?口の中がパサパサと感じる瞬間って私なんかイメージするのはジョギングなどしている時に感じることがあるのですが、日常の普通の生活の中で口の中の渇きを頻繁に感じることがあれば要チェックです。
□口内炎の頻度が高くないですか!?口内炎になると胃の調子が思わしくないのかな?なんて簡単に連想してしまいますが、ドライマウスの主な症状の一つとして口内炎が紹介されています。最近、多いかな!?と感じたら要チェックですね。
□口臭が気になることないですか!?分かりそうで分かりにくいのが自分の口臭。しかし、そんな自分で気づきにくい口臭が気になるという事は何かのメッセージかも……
□虫歯になりやすいと感じることはありませんか!?虫歯もふつうは適切な歯磨きなど日常のマウスケアで予防するものだとは思いますが、そんな日常のケアは行っているのになぜか虫歯になるという方は他の項目にも当てはまらないか要チェック!!
□目や鼻の中が乾燥することはないですか!?寒い冬の季節は特に外の空気も乾燥しがちです。同じように目だけでなく鼻の中も乾燥して何だかつーんとする感覚があると要チェック!!めったに鼻の中に乾燥を感じることはないと思うので、意外と判断しやすいかも……
上のドライマウス自己診断リストで思い当たるものが何個以上でドライマウスだ!!と判断することは難しいのですが、私も一つの参考にしています。
私なんかは極度に緊張するとよく口の中の渇きを感じるのですがあなたはどうですか!?
ドライマウスになるとどうなるの!?
では、実際問題としてドライマウスになるとどうなってしまうのか!?日常の生活にどのような影響をもたらすのかが気になります。こちらの章ではその日常生活におけるドライマウスの影響について紹介します。
ドライマウスのおもな症状と、健康への影響は!?
口の中の唾液が不足して口中に行きわたらなくなるとドライマウスになると言われていますが、その結果さまざまな影響が指摘されています。
これは唾液が減少することにより、唾液の性質である免疫機能や殺菌機能が低下することにより引き起こされる症状ですが、上の自己診断にも記載の通り、口内炎や虫歯や口臭に味覚障害などが挙げられます。
そして、私が最も関心を持っているのが感染症にかかりやすくなるという事です。これからさらに寒くなるといよいよ今年もインフルエンザやノロウイルスのニュースを耳にすることが増えてきますよね!
なぜドライマウスになると感染症リスクが上がるのか!?
ドライマウスの場合はなぜ感染症にかかりやすくなるのか!?という疑問があると思いますが、これは簡単な事で、口の中が乾燥しているからウイルスが侵入しやすい環境が整っているという事です。
一般にインフルエンザの菌は空気が乾燥していると拡散しやすくなると言われている通り、口の中も乾燥していると細菌やウイルスにとっては拡散しやすく侵入しやすい環境という訳です。
原因を知って対策を練る!!なぜドライマウスになるの!?
口が渇くのは動物本来の防衛本能から……
唾液の中にはリゾチームという抗菌作用と、ヒスタチンという傷の修復のための成分など体を守るための成分が含まれています。
動物は日常の生活の中で天敵とであると一時的にこの唾液の分量、分泌量を減らすことにより、この体を守る成分の濃度を上げて万が一の時の傷の修復に備える習性があります。唾液の分量が減るというより、減らすというのは動物が本能的に持っている習性だったんですね!!
人間の口の渇きは現代のストレス社会が原因!?
では、野生の動物のように食うか食われるかという世界に生きていない人間はどうなの!?という話になりますが、人間も実際に対物的な緊張だけでなく、日々自身の中にもストレスを抱えています。
そして、他の動物たちと同じようにストレスを感じると口の中の唾液の量が減り口の中が渇くドライマウスの状態になるというのです。しかし、通常はこのストレスや緊張状態から解放されると唾液の量は元に戻り、ドライマウスの状態からもとに戻るはずなのですが、戻らない。
困ったものです……
唾液が少ないドライマウスの改善方法と予防策は!?
これまでは、症状が長引くドライマウスの原因は不明とされていました。しかし、近年ではドライマウスの長期化には脳が関係しているのではないかとの指摘があります。
ドライマウスとストレス脳の意外な関係について
こちらも現代のストレス社会を象徴するようなキーワードですが、ストレス脳という考え方があります。今回はこのストレス脳には深く踏み込みませんが……
簡単にいうとストレス状態、緊張状態が長引くことにより脳自体がストレスと感じるストレス脳となっている状態では、唾液が不足して口の中が渇いている状態そのものさえストレスと感じてしまい、ストレスの原因は実際なくなっているのに唾液の量がもとに戻らないというもの。
その繰り返しにより症状がさらに悪化するという悪循環という構図。
医者がすすめるドライマウス予防対策と日常簡単にできる3つの対策方法とは!?
症状が長期化するドライマウスには最近になっていろんな事が分かってきていますが、完全に原因が判明するにはまだまだ時間がかかりそうです。そんな中、効果的なドライマウスの予防法と対策法はありますので、ここに紹介します。
病院の先生がおすすめ!!何かに没頭せよ!!!
医師推薦のドライマウス予防対策として、何かにとにかく集中するというもの。これは音楽、特に楽器の演奏に没頭するもよし、風呂の掃除などに没頭するもよし。
とにかく、口の渇き以外の何かに没頭するというもの。
簡単ですね!!
私はよく、皿洗いに没頭しています。
簡単にできるドライマウス予防法3選。
1 リップトレーニング
リップトレーニングは最近では結構有名な方法ですね。
①前歯が見えるように口の筋肉に力を入れて「イー」。
②唇を前に突き出して口の筋肉を緩めて「ウー」。
あっ、今口の中が渇いているなと感じたらこれを10回位繰り返すと効果的!!
2 特製昆布ドリンク
昆布のうまみ成分には脳をリラックスさせる効能があります。これにより唾液の分泌を促し唾液の量が増えるという事ですね。この特製昆布のドリンクで1日に10回ほど口の中をゆすぐと効果的!!
作り方もとっても簡単。小さく刻んだ昆布30gを水500mlに1日つけておけばそれだけで完成!!
昆布ドリンクの注意点
冷蔵庫で保存して2日以内に使い切る事。
ドリンクは飲む必要はありません。塩分や摂取する量が多くなると甲状腺機能を低下させるヨウ素なども含んでいるので、これが気になる人はゆすぐだけで十分です。
3 睡眠時の口テープ作戦!!
これは、私が実践している方法です。寝ている時に専用のテープで口に縦に貼り、口を開かないようにするというもの。本当はいびき対策で始めたのですが、特に違和感もなく朝目覚めた時に口の中の乾燥もなく、とても快適です。
以前は、目覚めの時に口の中が異常に乾燥していると感じることが多々ありました。口呼吸をしていたんでしょうね。この方法を実践するようになってから免疫力がアップしたのか分かりませんが、風邪もひかず以前よりも元気になったような気がします。
いびき対策と一石二鳥で、わたし自身、喜んでいます。
という訳で、唾液の量が少なくて口の中が渇くドライマウスという症状。適度な唾液で免疫力をアップして冬のインフルエンザやノロウイルスなどの感染症予防をしっかりと、楽しい毎日を過ごしたいですね!!