【兵庫県知事選挙】斎藤元彦前知事が再当選した場合、知事の任期と兵庫県議会の対応がどうなるのか調査!!
11月1日から始まっている兵庫県知事選挙。まだ始まったばかりで少し気が早いというご指摘もあるかもしれませんが、斎藤元彦前知事が再選された場合に気になることがあります。
- 斎藤元彦前知事が再当選した場合の任期はどうなるか!?
- 斎藤元彦前知事が再選された場合の兵庫県議会の対応はどうなるか!?
- 兵庫県の百条委員会の調査結果が及ぼす影響は!?
今回の兵庫県知事選挙は知事の任期満了に伴う選挙とは違い、兵庫県議会から全会一致で不信任決議を受けてのものであるために特に気になりました。この点は過去の地方自治体の首長による失職後の再選のケースが参考になると思います。
斎藤元彦前知事が兵庫県知事に再選された場合の任期について
斎藤前知事が今回の選挙の前、県議会の全会一致により不信任決議を受けた際には3つの選択肢がありました11つ目は兵庫県議会の解散で2つ目は自身の兵庫県知事の辞職、3つ目は解散も辞職もせず自動失職するという選択肢。
自動失職を選択した斎藤前知事の再選後の任期は4年
過去には脱ダム宣言で当時の長野県議会から独善的などと批判を受けた元長野県知事を務められた田中康夫さんの事例があります。その際は今回の斎藤前知事と同じように失職をしたうえで再度県知事選挙に臨みました。失職後の知事の任期は4年ということになります。
斎藤前知事が辞職して出直し選挙で再選された場合の任期は
仮に斎藤前兵庫県知事が今回のように自動失職ではなく自ら知事職を辞職して出直し選挙に臨んだ場合の再当選後の任期は本来の1期目の残りの任期となるため2025年7月までとなるはずであった。
斎藤前知事が失職も辞職もせず兵庫県議会を解散していたら
過去に知事が不信任決議を受けた後で議会を解散した前例はないのですが仮に県議会を解散していた場合はどうなっていたのでしょうか!?この場合はい。一旦、知事は職務を継続しながら解散された議員の選挙があります。そして、その解散後の議会選挙の後に再度不信任案が提出され不信任案可決の場合は知事が失職するという流れになります。
地方自治体の首長の不信任決議案の可決には、議会に所属する前議員の3分の2以上が出席し、かつ出席議員の4分の3い樹生の賛成が必要要件となります。不信任決議案の可決後、首長は10日以内に議会を解散しなければ自動的に失職するのですが、首長が議会を解散した場合は日40に議員選挙が行われ、その後の議会で再び不信任決議を受ければ自動的に失職する。大事なポイントは不信任の再可決は出席議員の過半数の賛成にハードルが下がるという点にあります。
今回は失職後の選挙への出馬であり、再度当選した場合は改めて任期は4年となります。
斎藤元彦前兵庫県知事が再選された場合の兵庫県議会の対応はどうなるのか
さて、今回の兵庫県の事例のように不信任案を可決された場合に当該首長が失職したのちに選挙で再選されたあとの議会の対応はどうなるのかがわたしの最も大きい関心事でした」。
これは地方自治の二元代表制という性質に関連します。つまり、首長も議会を行使する議員も有権者からそれぞれ信任を得てその職に就いているためにおこる問題点なんですね。この点、議会の不信任決議を可決された後に失職したとしても改めて首長選挙で当選したということになると直近の民意が反映されたとして首長はその職責を果たすべく職務に当たるということになります。直近の民意が反映されたにもかかわらずその民意を議会が否定するというのは……というロジックですね。
そこでは首長と議会はその所属する自治体のために何が最適かを最優先的に考えることが求められるものと考えます。
斎藤元彦前兵庫県知事のパワハラ疑惑に対する百条委員会の調査結果が及ぼす影響は……
現在、同時進行中の斎藤元彦前兵庫県知事の西播磨県民局長だった渡瀬康英氏へのパワハラ疑惑に関する特別調査委員会(百条委員会)が継続中なのですが、この調査結果が今後の選挙後の兵庫県政にどのように影響するのかという疑問も浮かびました。
今回の兵庫県政における一連の問題は異例づくめのように感じます。斎藤前知事に対する不信任決議が全会一致で可決されたことを始め、斎藤前知事の疑惑を追及する百条委員会の調査報告の結果が出るのも年末までには難しいような情報もあり、また百条委員会の結論が報告書として出る前に議会でさっさと不信任決議を可決してしまったこと。併せて選挙に影響を及ぼす可能性を理由に百条委員会は非公開。
このように何だか異例なことが連続して起こっているように感じているところにN国党の立花孝志党首が兵庫県知事選挙に緊急参戦されたことによりこの百条委員会に関する問題もつまびらかにされていくのではないでしょうか……
ということで、次々と立花孝志党首により真実として公表される情報が現在も次々に出てきていますので、この兵庫県議会が設置した百条委員会の調査結果が今回の兵庫県知事選挙で斎藤元彦前兵庫県知事だ再選された場合に及ぼす影響については不透明と言わざるを得ないです。
斎藤元彦前知事が再選された場合の任期と兵庫県議会の対応はどうなる!?まとめ。
- 斎藤元彦前知事が再当選した場合の任期はどうなるか!?⇒自動失職後の再選の場合なので4年。
- 斎藤元彦前知事が再選された場合の兵庫県議会の対応はどうなるか!?⇒斎藤知事と兵庫県議会の歩み寄りが大事。
- 兵庫県の百条委員会の調査結果が及ぼす影響は!?⇒立花孝志党首の参戦により百条委員会の継続も含め不透明。
今回の兵庫県知事選挙はひじょうに興味深く、兵庫県の有権者でない人にも大きな関心事として注目されていると思います。こんごも関心をもって見守っていきたいですね<(_ _)>